知的資産とは?

従来のバランスシート上に記載されている資産以外の無形の資産であり、企業等における競争力の源泉である、人材、技術、知的財産(特許・ブランド等)、組織力、経営理念、顧客とのネットワークなど、財務諸表に表れてこない目に見えにくい経営資源の総称です。


一般資産:

目に見える(可視資産)・・・数値や価格・金額で表される資産

知的資産:

目に見えにくい(不可視資産)・・・文字化・数値化されていない資産であり、多くはヒトに帰属し、ヒトが去ると失われる資産

「知恵と工夫、経験等」を「知的資産」と呼び、その活用を図る経営方法が
経済産業省が推奨する中小企業の新しい経営スタイル「知的資産経営」です。



【なぜ、中小企業での知的資産経営なのか?】

今!社長が長期入院や亡くなってしまったら・・・

○社長の顔(信用)で繋がっていた仕入れ先担当者とのルールが分からない。
○社長の持っていた、資金調達先のことをよく知らない。
○いつも社長が決めていた、値決めの基準がわからない。

今!営業リーダーがヘッドハンティングされたら・・・

○一人に頼っていた分、大幅な業績ダウン → 回復が見込めない。
○他のメンバーが知らない顧客リスト → 明日からルート営業もできない。

今!トップ技術者がいなくなったら・・・

○他の人では出来ない仕上工程や検査方法 → 約束の製品が納入できない。

今!突然、会社に警告書が届いたら・・・

○御社のHP・広告は、弊社の著作権を侵害している。

今!元社員が顧客リストと業務ノウハウを使って・・・

○突然、自社の商圏内での強力なライバルが出現 → 事業の存亡へ直結。

『人の力が支えている中小企業』だからこそ、
『人の力が失われた時の危機』に備える必要があります。



人の力を会社の力に変える。
会社の力が、新たな人の力を生み出す。
この経営手法を【知的資産経営】と言います。