知的資産経営導入事例

有限会社 扶桑印刷社 様

二兎を追って、二兎を得ました!

有限会社 扶桑印刷社
代表取締役 関谷 一雄 様


当社が携わっている印刷・出版業は、「勘」や「習慣」に頼った活動がはなはだしい業界です。


私自身も先代の見よう見まねで業務を続けていましたし、従業員も個人的な経験に基づいたその人にしかできない働きをしていました。


このような背景があり、ひとたびトラブルが発生すると担当している人間でないと「分からない」という状況に陥りがちでした。


また、人によって製品やサービスの質も均一ではなく、企業のブランド価値を高めるには程遠い状態でした。


これまで培ってきた貴重な「智恵」「経験」「工夫」がまったく会社内で共有されず、無駄になっていたのです。


クライアントのコスト圧縮による厳しい価格競争やペーパーレス社会の到来による需要の激減が続く危機的状況の中、企業体質を強健なものにしてこの荒波を乗り切るには、全く心もとない環境に甘んじていました。


そんな状況の中で、出会ったのが「知的資産プランナー」でした。


この知的資産経営という考えを応用すれば、個人の中に潜在して見えなかったり気付かなかったりしている幾多の「知的資産」を「見える化」することができ、企業内で共有できる「構造資産」に昇華させることができます。


さらに、「構造資産」を商標権などの信用力に転化する「関係資産」づくりが可能となります。つまり、当社独自の「智恵」「経験」「工夫」を社内の共有財産にし、かつ社外にも「商品」「サービス」として売ることができるのです。


私は、(社)日本知的資産プランナー協会の開催する養成講習を受け、「知的財産管理技能検定3級」に合格し、「知的資産(企業内)プランナー」になることができました。これからは、このスキルをフルに活用して、新しいビジネスモデルの構築を図るとともに、当社のブランド価値を高めていきたいと思っています。


さらに、この資格を取って得たことがあります。


それは出版事業において新たに提案したビジネスモデルが認められ、日本政策金融公庫から新規融資を受けることができたのです。


その背景には(社)日本知的資産プランナー協会が日本政策金融公庫と※提携関係にあることも>大きな要因でした。


このように、私は、「知的資産(企業内)プランナー」という資格で自社のレベルアップとさらに資金調達という「二兎」を得ました。


みなさんも、ぜひ、チャレンジしてみてください。


新しい企業活動を興す突破口になること間違いなしです。



▼関谷一雄さんのメディア出演情報▼
中小企業を応援する出版企画チーム「クローズアッププロジェクト」を立ち上げられ
Kiss-FM バンディーズWhat's Going On 内のコーナーにも多数出演しておられます。
2013年4月からはラジオ関西の新番組「青春 学生通信社」(毎週火曜24:30~)がスタート!

IAP協会では、平成24年3月の日本行政書士会連合会と日本政策金融公庫が中小企業 等支援に関する連携の覚書締結を受け、中小企業の持つ潜在力(知的資産)を「知的資産マップ」に表し金融機関に於ける企業の『定性評価』資料として頂く取り組みを行っております。

参考資料 >>> 中小企業等支援に関する覚書